第七十三番 義栄山
高信寺(高野山真言宗)
御本尊 十一面観世音
御真言 おん まか きゃろにきゃ そわか
御詠歌 天地も 人類の世も 永久に 幸あれと祈る 南無観世音
縁起
高さんという信心の篤い一人の御婦人がおられました。高さんは私財を投げうち、多くの人々が熱風に耐えかねて川にとびこみ、そのまま息絶えてしまった河原の近くに、寺院と観音像を建立され寄進されました。こうしてこのお寺は、その御婦人の名をとり高信寺と命名されるに至りました。世界の平和と人類の永遠の和楽を祈る人々の心のよりどころとして高信寺を活用していきたいと考え、その具体的な行動として、このたび、人類破壊と悲劇のシンボルとして保存されている原爆ドームとは川一つ隔てて、相対する既存の高信寺を解体し、人類和楽と希望のシンボルとして世界平和の祈念堂を新たに建立することが出来ました。
【巡拝ガイド】
中央コースの巡路 71善応寺→ 73高信寺→ 原爆供養塔交通便
広島バス 広島平和大通経由・井口・商工センター行「平和公園又は河原町」下車、徒歩3分広電 己斐・江波方面行「土橋」下車、徒歩5分
広電 宇品行「中電」下車、徒歩10分、「本通」下車、徒歩15分