第十一番 龍海山 
安楽寺(浄土真宗本願寺派)

養徳院

御本尊

阿弥陀如来 薬師如来

御真言

御詠歌

信心よろこぶその人を 如来とひとしと ときたまふ


縁起

安楽寺は享和二年(1802年)ごろの火災により寺伝や縁起等が消失しているため、詳しい記録は残っていないが、もとは真言宗の寺院であったと伝えられている。開基は不明。永禄十二年(1569年)、高西により宗派を浄土真宗に改められ、馬木の寺山(セブンイレブンの上あたり)から現在地に移転している。そのころ寺山には毛利元就に由縁の深いとされる元成寺(がんじょうじ)という寺院も存在していた。しかし関ケ原の合戦にて毛利の属する西軍が敗れ、代わりに広島城に入った福島正則が元成寺を手中に収め、その宗教政策によって、寺町へと移転する。元成寺も第二次世界大戦の原爆投下によって寺史を消失しており、安楽寺との関係も不明である。
 現在の安楽寺の本堂は文久三年(1863年)に再建されたものである。その時、庫裡も建てられているが、庫裡は昭和48年(1973年)に建て替えられ、山門は平成26年(2014年)に修復されている。梵鐘は戦時中に供出したため、しばらくなかったが、昭和31年(1956年)に現在の梵鐘がかけられた。
 薬師堂はもと肥野藤家の裏山(現在の馬木一丁目の北)の山中にあったが、昭和35年(1965年)、風雨により傷んだため改築することなり、参拝のしやすい低地に移転する計画となり、現在地に移転されている。毎年4月20日に当山住職と近在の有志により法要が営まれている。

住所

〒 732-0031 広島市東区馬木2-583 TEL 082-899-2344