第十五番 龍泉山
三瀧寺(高野山真言宗)

三瀧寺

御本尊 聖観世音菩薩
御真言 おん あろりきゃ そわか
御詠歌 三つの瀧に いく夜うたせて みたきでら 胸のほとけの 姿見るまで

縁起
 当山は、大同四年(809年)真言宗の開祖弘法大師が当地に巡錫され、末世有縁の霊地なりと、聖観世音菩薩の種子(梵字)を自然石に刻まれ、瀧の飛沫のかかる厳窟に安置されたことに始まると伝えられている。鎌倉時代には、安芸の国守護銀山城主武田氏の信仰を受けて本堂が建立され、観音霊場としての基盤が整った。江戸時代、民衆の間で口ずさまれた『広島心願成就八景』の中で、「心は先立つ母のため、三瀧観音札納め」と歌われたように、広く人々の信仰を集めていた。明治初頭、明禅僧正によって本堂が修築され、その後、四鬼神和尚によって三鬼権現堂をはじめとして、諸堂が次々と建立され伽藍の整備が進んだが、大正年間の水害と原爆によって甚大なる損傷を被り、本堂は戦後再建された。
 山紫水明にして深山幽谷の趣き深い当山は、古来より仏道修行の地として香煙絶えることなく、樹間に苔むす五百有余体の石仏の無言の説法と、瀧の瀬音に心洗われる山寺として、歳月を刻んでいる。
【巡拝ガイド】
佐伯コースの巡路 14誓願寺→三瀧寺駐車場→15三瀧寺 車で2分、徒歩10分→広島駅北口
交通便
JR可部線 「三滝駅」下車徒歩20分
広島バス  広島駅発三滝観音方面行「三滝観音」下車徒歩5分
住所
〒733-0805 広島市西区三滝山411 TEL 082-237-0811
近くの札所
84淨心院、12国泰寺、13善光寺、14誓願寺、17大師堂、