第八十四番 己斐山
淨心院(真言宗醍醐派)
御本尊 不動明王
御真言 なうまくさんまんだ ばざらだんせんだん まかろしゃだそわたや うんたらた かんまん
御詠歌 大慈悲の 真言の言葉 唱うれば 導きたまう 己斐の明王
縁起
己斐山淨心院は、生秀和尚の開基になるもので、大日大聖不動明王の霊験を体し、宗祖弘法大師、入唐帰朝する際に勧請された密法の守護神、清瀧権現の霊異のご託宣により昭和四十八年十一月、己斐の聖地に本尊を不動明王と定め當山鎮守清瀧権現を真言宗総本山醍醐寺より分霊勧請し、衆生済度、修練道場として淨心院を建立す。
爾来、真言宗総本山醍醐寺の法流を受け継ぐ寺院として、宗祖弘法大師の教えと醍醐開山聖宝理源大師の標榜された実修実証の伝統を受け継ぎ、実社会と地域への貢献、人心の救済、自己の人間完成を目的とし本来の仏教の願いを実践しております。
境内には清瀧社殿、柴燈護摩道場を配し年二回(元旦と七月第三日曜日)柴燈大護摩供を奉修、また、日々、不動明王の加持力により参詣者は諸願成就の霊験をいただかれ祈願所としても参詣者が多い。