第四番 神楽山
薬師寺(広島県真言宗教団)
御本尊 薬師瑠璃光如来
御真言 おん ころころ せんだり まとうぎ そわか
御詠歌 ひのもとの さんだいやくしは ちちやくし かぐらのやまに りやく とうとし
縁起
当山の開創は詳らかでない。至徳年中(西暦一三八四年)既に伽監ケ原常香盤毘沙門畑経塚に西福寺ありと大竹市史にある。経塚の地名現在もある。本尊薬師如来は行基菩薩の作と伝へられ一樹をもって三体を刻み、上部の一体を一畑寺(現一畑薬師)、中部の一体は西福寺(現薬師寺)に、下部の一体は信州の寺にと言伝へあり。後の元和元年(西暦一六一五年)西福寺(現薬師寺)が毛利公の祈願所となり、萩の龍福寺の先住大龍和尚毛利公の請により経塚より現在の地に移転開基せらる。爾来近郷近在の者は勿論遠くは京阪地方より参詣するもの多く、就中乳の出ない母親又は少なき母に乳の授かる霊験あらたかなる如来として乳薬師の称名高く今日に至る。
御本尊は秘佛にして六十一年目毎に盛大なる御開帖供養を行い、御尊像を拝する事が許される。近くは昭和五十七年十一月十四日、御本堂落慶法要の折御開帳を行う。
【巡拝ガイド】
宮島コースの巡路 3光妙院→ 4薬師寺→ 2法泉寺交通便
山陽本線 「大竹駅」下車さかうえバス 坂上方面に乗車して「薬師寺」下車徒歩1分 さかうえバス100円
タクシー 1,000円位