第六番 国実山 龍妙恵院
大心寺(高野山真言宗)
御本尊 大日如来
御真言 おん あびらうんけん ばざら だとばん
御詠歌 ありがたや 大師のひかり さずからん 行く道ひとつ くにざねのやま
縁起
呉市にて、関ヶ原で敗れた石田三成の子孫が三成の守護神であった摩利支天を鎧櫃の中に隠し落ち延び、約四百年間御守りし続けている。そもそも石田家は高野山奥の院大師御廟傍らに、経堂を寄進するほど真言宗と縁が深い。 この石田家に明治の初め、内山鉄平なる医者が居り浅野本家より妻を迎えた。しかし出産により亡くしこの時の体験がもとで得度出家を決意、供養の為四国、隠岐島と諸国を巡り、修行三昧のうちに生涯を終えた。 この鉄平の悲願である寺院建立を、孫にあたる内山妙恵尼が実現すべく昭和四十八年広島市に高野山真言宗大師教会を開設、龍妙恵院と名付ける。 その後、廿日市に昭和五十三年修行大師像を建立開眼、昭和五十八年移転し、昭和六十一年本山より大心寺として認可され現在に至っている。
【巡拝ガイド】
佐伯コースの巡路 78三光院→ 6大心寺→ 79浄土王院交通便
JR・広電 「廿日市駅」下車タクシー20分広電バス アルパーク発 川末方面行
原車庫 川末方面行 共に「原病院前」下車徒歩15分