第十六番 願海山 風航院
般舟寺(浄土宗)
御本尊 阿弥陀如来
御真言 おん あみりた ていせい からうん
御詠歌 往生は 世に易すけれど 皆人の 誠の心 なくてこそせね
縁起
当山は、天文年間(一五三二〜一五五五年)毛利家の幕下石井蔵人の菩提寺として安芸国吉田(現、広島県安芸高田市吉田町)に開基し、竜伝上人が住寺していた。毛利輝元による広島開発後、文禄四年(一五九五年)加茂郡正力村成福寺より住誉上人を迎え開山とし、慶長四年(一五九九年)現、広島市中区新天地に堂宇が建立された。去る昭和二十年八月六日の原子爆弾により悉く消失したが、本尊阿弥陀如来は疎開により難を免れ、昭和四十四年七月現在地に移転、本堂、庫裡を再建し現在に至っている。また当山守護神であるお稲荷さん(紅桃花稲荷大明神)は、新天地公園内に残し、商売繁盛の守り本尊として信仰を集め、般舟寺の昔のなごりを残している。
【巡拝ガイド】
東西コースの巡路 17大師堂→ 16般舟寺→ 65洞門寺交通便
JR・広電 「横川駅」下車、徒歩15分バス停 「楠木町」下車、徒歩7分
バス停 「三篠三丁目」下車、徒歩10分
バス停 「白島北町」下車、徒歩5分
アストラムライン 「白島駅」下車、徒歩5分