第四十四番 微雲山
法輪寺(高野山真言宗)
御本尊 薬師如来
御真言 おん ころころ せんだり まとうぎ そわか
御詠歌 ありがたや 高野の山の 影さして 和庄の峰に ありあけの月
縁起
修禅の妙を得た当寺初代要義和尚は真言密教弘通の為大師に霊地を求めて祈願をしたところ、たちまちに霊夢あって当山に真言の道場を開創すべしとの霊告があり、大正十五年十一月十五日に一字を建立して広島三滝寺より四鬼神と呼ばれる通力の大法師御作の弘法大師尊像をお迎えして奉安し、持誦祈念に勤めて大師の御霊徳遠近に及び、俗には和庄の高野山と言われている。幸いに戦災を免れ堂宇は昔日のまゝで今日に至る。
本尊薬師如来は室町時代の御作であり、願えば必ず通ずると言うところから遠近老若祈願するもの多く霊験日々新たかである。
初代が当寺開創の砌り三鬼大権現を勧請し当山の守護神として奉詞し、信仰を集めている。
【巡拝ガイド】
呉コースの巡路 45萬年寺→44法輪寺→43照明寺交通便
JR 広島駅より(本通六丁目方面行・普通・快速・急行可)広電バス 「本通り四丁目」下車、徒歩15分
車 軽四輪可、普通車不可