第五十二番 紫雲山
法眞寺(広島県真言宗教団)
御本尊 弘法大師
御真言 南無大師遍照金剛
御詠歌 法の月 まことの海に 輝きて とわに大師の 光り弘めん
縁起
篤信者植木なる人の霊夢によって高野霊山より弘法大師の御尊像を奉迎して大師堂を建立したのが法眞寺のはじめである。
大正年代、文字通り精進の生活をおくられた妙閉法尼の時期に高野山大師教会宇品支部として、宇品町周辺の大師信仰の中心となり、昭和五年に、永木法眞法尼が後を継いで、篤信田中イトの帰依と土地寄進をうけて、本堂の増改築を成しとげた。年二回高野山へ団参する等利他行に專心して、多くの人々の心に尊い信心の灯を点じ、今もあかあかとともりつづけている。
終戦後、昭和二十八年に大師教会から法眞寺となり、毎年三月二十一日弘法大師正御影供の大祭、八月二十一日の地蔵菩薩の供養会、毎月二十一日の大師讃仰法会が行なわれ後、平成十四年五代目住職が後を継ぎ法灯を守り今日に至っている。
【巡拝ガイド】
中央コースの巡路 広島駅北口→ 52法真寺→ 76不動院交通便
広電 「宇品5丁目」下車徒歩4分広電バス 広島駅前より—宇品方面行「宇品5丁目」下車徒歩2分