第五十六番 応海山
棲真寺(臨済宗)

棲真寺

御本尊 千手大悲観音
御真言 おん ばざら たちま きりく
御詠歌 里人の あつき祈りに 守られて 大悲の観音み手のべ給ふ

 
縁起
 應海山棲真寺は大和町大字平坂定ガ原地区の南方一・五キロの山中にあり、臨済宗妙心寺の末寺である。往古源頼朝の家臣土肥次郎實平は、源平の合戦の戦功により中国五か国の総追補使に任ぜられ、備後の国有福の庄に拠りて当地方に勢力を築いたのである。後實平の息弥太郎遠平は沼田の庄郡鶴城に拠りて栄えた。承久元年将軍源頼朝公の子女三回忌に当りその追善供養のためこの地に七堂伽藍を建立し、千手大悲観音の尊像を安置し、別墅、福田を、官領として永く夫人の冥福を修することとした。是れが棲真寺の創建である。
 棲真寺観音堂に安置されてある本尊千手大悲観音像及その眷族二十八部衆は鎌倉時代、雲慶作の仏像と伝えられている(二十八部衆は広島県重要文化財に指定されております。)
【巡拝ガイド】
賀茂コースの巡路 40竹林寺56棲真寺42福成寺
交通便
県道432号を甲山方面へ向かい、道の駅の手前の翔竜大橋を渡り、白竜湖C.C.の 別れ道を左折し、果実の森を過ぎ、オートキャンプ場の突き当り左手にあります。
※山陽自動車道河内インターを降りて、空港線に入り途中左折してフライトロードに 入り棲眞寺インターを降りて2kmのところ(河内インターより13分)
住所
〒729-1213 三原市大和町平坂2033 TEL 0847-34-1605
近くの札所
40竹林寺