第五十七番 善應山
福寿院(臨済宗)
御本尊 十一面観世音菩薩
御真言 おん まか きやろにきや そわか
御詠歌 酒蔵の間を通り 福寿の光りかがやき 花開く
縁起
寺伝によれば、聖徳太子の古道場であったといいますが、久しく廃寺になっていました。建久年間(二九○〜二九九)に鎌倉、建長寺派として再興されましたが、その後、また廃されました。「芸備通志」によると永正年間(一五○四〜一五一二)僧江雲が開基し、その後衰退しましたが、万治年間(一六五八〜一六六一)広島興禅寺の僧雲嶺が再興し、臨済宗妙心寺派として宝年三年(一七○六)僧実田により伽藍調い、今日にいたっています。
本堂は宝永三年頃に建立されています。
【巡拝ガイド】
賀茂コースの巡路 37並瀧寺→ 57福寿院→ 38国分寺交通便
西条インター又は国道2号線→西条駅→西条駅より賀茂鶴酒造、東となり(西条駅より0.5km、国分寺より0.5km)山陽本線・西条駅で下車徒歩5分