第五十九番 日浦山
薬師禅寺(曹洞宗)
御本尊 薬師如来
御真言 おん ころころ せんだり まとうぎ そわか
御詠歌 日浦山 慈悲の山水 あふれいで 薬師如来の みひかりさやか
縁起
明和六年(一七六九年)八月安芸国安芸郡奥海田村壱貫田の里に悪病流行し薬師如来を勧請したる処、薬師如来の感應深く悪病退散したる故に一宇を建立して水月庵薬師堂と称号す。十方の信男信女の参詣も多く衆病悉除、七難即滅、七福即生の祈願道場となる。明治四十一年現在地に移転堂宇を建立し、薬師禅寺と称号を改め今日に至る。
境内には子育水子地蔵尊、六道能化地蔵尊、金色の観音さま(ひまわり観音高さ十三m)が安置せられ水子供養の参詣者多数在り。
当山の年間の主な法要は次のとおりである。
一月一日 修正会(大福抹茶接待)
三月十五日 釈尊涅槃会(江戸時代の大涅槃像図絵開帳横三m縦七m)
五月八日 釈尊降誕花まつり法要
八月八日 盂蘭盆施食会法要(先祖供養法要)
八月二十四日 地蔵盆法要(百万遍念珠くり法要あり数珠一連三十mのもの三連あり、本堂いっぱいになり念珠くり法要を行う。)
十二月三十一日 除夜会(除夜の鐘と夢灯り)
【巡拝ガイド】
安芸コースの巡路 36蓮華寺→ 59薬師禅寺→ 35大師寺交通便
JR山陽本線 「海田市駅」下車、徒歩10分バス バスセンター発 呉・矢野・熊野・西条方面行「海田」下車、徒歩15分