第七十七番 補陀落山 潮音寺
龍光院(高野山真言宗)
御本尊 聖観世音菩薩
御真言 おん あろりきゃ そわか
御詠歌 月も日も 仰ぎむかえん 観世音 松の緑に 金色の雲
縁起
大正十一年弘法大師の尊像を迎え、江波大師教会を開山、大正末期広島の大師信者の発願によって、高野山、奥の院へ万霊供養塔を建立、その原尊が本尊聖観世音菩薩である。辰の年、昭和三年正月に江波山上に安置されたのを記念し、龍光院を称するに至る。開山以来先祖精霊、戦争犠牲者各霊、原爆死没者等、萬霊供養の為の精霊供養を、毎年十一月二十八日に勤修、本尊の大祭、土砂加持法要の盛儀と共に、年々盛大につづけられている。通称江波のお大師さんとか、江波の観音さんでしられている。