第八十番 瑞雲山
玉照院(曹洞宗)
御本尊 釈迦牟尼佛
御真言 なうまくさんまんだ ぼだなん ばく (南無釈迦牟尼佛)
御詠歌 むかしより 法の教えに まかせつつ むすぶ心は たのもしきかな
縁起
当院は、本寺国泰寺塔頭で本寺門前南湘院の西隣西角にあり、往古は間鍋筋の堀田惣兵衛屋敷であった。寛永の図に明らかであるが、その後、国泰寺村の源勝院東隣の勝浦多門屋敷の地にうつした。
かの国泰寺第二世徹洲全宗大和尚(慶安元年寂)紀伊国より御供にて、安芸国に来りしばらく玉照院に住したとあるが、これは間鍋筋の堀田惣兵衛屋敷の時代である。しかし、昭和二十年八月六日原爆の難に遭い、寺宝什物悉とく灰燼に帰した。平成元年の春に現在地に移築した。