第八十二番 応龍山
洞雲寺(曹洞宗)
御本尊 釈迦如来
御真言 南無釈迦牟尼佛(なうまくさんまんだ ぼだなん ばく)
御詠歌 禅定の あまたの菩薩 寄りあいて 若海の我等に 慈愛のみてを
縁起
創立は長享元年(西暦一四八七年)、開山は曹洞宗開祖道元禅師につぐ宗内きっての傑僧である、金岡用兼和尚である。厳島明神並びに、当時の厳島大官司職下野守藤原教親公の帰依により創建せられた。
大内、毛利、福島の諸公浅野家歴代藩公の保護並びに、地方人士の庇護により古刹として威厳を保持し今日に至る。又桜尾城主の菩提寺として境内には、城主の墓をはじめ、厳島合戦に縁りある諸名将の墳墓、陶晴賢、毛利元清(元就四男)桂元澄(厳島合戦時の毛利方参謀長)の墓がある。堂内には作者不明なれども、得がたき三十三体の観世音菩薩が安置されている。
【巡拝ガイド】
佐伯コースの巡路 広島駅北口→82洞雲寺→81蓮光院交通便
JR山陽本線 「廿日市」下車、徒歩10分広電宮島線 「山陽女子大」下車、徒歩10分